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【初心者必見】古物市場の種類や方式、参加するための流れを徹底解説!


古物市場では、古物を安く仕入れたり、売れ残った在庫品を換金したりできます。これを見ている方の中には、古物市場に参加したいと思っている人もいるのではないでしょうか。

本記事では、古物市場の概要や参加するメリット・デメリット、種類、参加方法などを紹介します。

【初心者向け】古物市場は何をするところ?

古物市場とは、古物商同士が古物を売ったり買ったりする場所を指します。参加している人は、買取専門店から回収業者、リサイクルショップスタッフ、個人事業主、卸業者、質屋などさまざまです。

古物市場で古物を買う人にとっては、安く仕入れられる場として活用されています。反対に、古物を売る人にとっては、買い取った商品や売れずに残ってしまった在庫を換金できる場として活用されています。

参加のためには古物商許可証が必要であり、誰でも参加できるわけではないため、注意が必要です。

古物市場に参加するメリット・デメリットとは?

ここでは、古物市場に参加するメリットやデメリットについて見ていきましょう。

メリット

まず、メリットとして次の5点が挙げられます。

  • 安く仕入れられる
  • 全国で開催されている
  • 商品の数が豊富である
  • 転売でも稼ぎやすい
  • ライバルが多くない

一般的な市場に出回らないような価格で仕入れられるため、せどりやリサイクルショップ経営などで活用されます。また、全国各地で定期的に開催されており、商品数も多いため、安定的に仕入れができることも特徴です。

安く仕入れられるため、右から左に流すだけの転売でも稼ぎやすいでしょう。そして、古物市場への参加者はそう多くないため、現在は比較的収益化しやすいといえます。

デメリット

反対に、デメリットとしては次の3つがあります。

  • 売れる商品を見極めなければならない
  • ある程度の資金力が必要である
  • 独自のルールがある

古物市場にある商品全てが売れるとは限らないため、仕入れの際は見極めが欠かせません。

また、登録料として数万円の初期費用が必要なこともあるため、仕入れ費用と合わせて資金が必要です。基本的には現金払いとなるため、事前に用意しておきましょう。

そして、古物市場には独自のルールがあるため注意しなければなりません。市場によって細かなルールは異なりますが、比較的縦社会であることが多いようです。そのため、最初は様子を見ながら参加し、徐々に慣れていく必要があります。

古物市場の種類や方式

ここからは、古物市場に出品されている商品の種類や、競り方式について解説します。

出品商品の種類は大きく分けて4つ

出品される商品は、主に次の4つの種類に分けられます。

  • 道具類
  • ブランド品・宝石
  • 骨董・古美術
  • その他の商材

それぞれ解説します。

道具類

家具や家電、雑貨などの取り扱いが多く、家庭用だけでなく業務用の家具も出品される場合があります。また、市場によっては新古品が並ぶこともあります。

比較的サイズの大きな商品が出品されることが多く、郊外の倉庫などで開催されることが多いようです。

取り扱い商品の幅は広いため、前述した商品のほかにも、さまざまな商品が並ぶ可能性があります。

ブランド品・宝石

ブランド時計やブランドバッグ、宝石、貴金属などを取り扱っています。

ブランド時計ではロレックスやオメガなど、ブランドバッグではルイヴィトンやエルメス、シャネルなどが出品されています。また、貴金属の場合はダイヤモンドの取引が中心です。

これまではオフラインの手競り方式が一般的でしたが、コロナウイルスの感染拡大によってオンラインの競り方式も行われるようになりました。

骨董・古美術

絵画や陶器、刀剣、茶道具、掛軸、甲冑などが中心に出品されています。

ジャンルが幅広いため、市場によって並ぶ商品の特色が異なります。そのため、事前にどのような商品が市場に並ぶかを確認してから参加しましょう。

その他の商材

これらのジャンルのほかにも、カメラやパソコン、バイク、建機、着物、古書などのカテゴリーで古物市場が開催されている場合もあります。

さまざまなジャンルが存在するため、開催されている市場を調べると専門的なジャンルの商材が並ぶ市場を見つけられるかもしれません。

競り方式は主に3つ

古物市場の競り方式は、大きく分けて次の3つがあります。

  • 手競り
  • 入札
  • オンライン

一つずつ解説します。

手競り

手競りとは、実際に会場に赴き、購入したい品物の値段を声に出してアピールする競り方式です。

最高値を超える額を声を出して競る方式と、市場を進行している振り師が発する発句をもとにして、参加者が同時に落札値を発声する「ポンやり」という方式があります。

また、ブランド品や宝石などを取り扱う古物市場の場合は、事前の下見を済ませてから当日に競りを行う「大会」と、当日に現物の確認と競りを同時に行う「平場」の2種類に分かれています。

入札

入札型の方式では、会場で実際に商品の状態を確認し、希望金額を入札していきます。下見を会場で行い、競りがネットで行われることが基本であるため、現物をしっかりと見てから判断したい人におすすめです。

また、下見の期間中に入札できるようになっているため、スケジュールを調整しつつ参加しやすいことが特徴です。

オンライン

オンラインの方式では、スマートフォンやパソコンから商品を確認し、リアルタイムで入札していきます。現物を下見することはできないため、画像を見て判断するスキルが求められます。

他の参加者を気にせず参加できる上、会場まで移動する手間がないため、遠方からでも参加しやすいことが特徴です。

初心者が古物市場に参加するための流れ

ここでは、初心者が古物市場に参加するための流れとして、次の4つのステップを紹介します。

  1. 古物商許可証の取得
  2. 古物市場を探す
  3. 参加を申し込む
  4. 古物市場に参加する

一つずつ見ていきましょう。

1.古物商許可証の取得

まずは、参加資格ともなる古物商許可証を取得しましょう。

警察署で申請でき、20,900円の申請料を支払う必要があります。発行までには40日ほどかかるため、参加したい古物市場が決まっている場合は早めに準備しておきましょう。

古物商許可証を持っていないと、参加できないだけでなく、購入した商品を転売することもできないため注意してください。

2.古物市場を探す 

次に、参加する古物市場を探します。

古物市場は、毎月日にちや曜日が決められている場合や、不定期に開催される場合など、さまざまなものがあります。ただし、平日の朝から夕方に開かれることが多いため、本業が流方は休みを申請する必要があるかもしれません。

そのため、事前に開催日と開催時間、費用を確認しておき、スケジュールを調整しましょう。

3.参加を申し込む

参加したい古物市場が見つかったら、参加の申し込みを行います。

基本的に一般の人は参加できないようになっているため、古物商許可証の取得や古物商としての経験年数、参加費の支払いなどを済ませ、申し込みしましょう。

4.古物市場に参加する

参加申し込みが完了したら、当日古物市場に参加します。

主な流れとしては、古物商許可証の確認と入場料の支払いを済ませて入場し、競りが行われます。その後、精算所で支払いを行い、商品を受け取るのが基本的です。

まとめ

今回は、初心者が古物市場に参加する方法についてまとめました。

もし古物市場への参加ハードルが高いと感じたら、仙台古物・道具市場のモンスターオークションに参加してはいかがでしょうか。

初心者でも参加しやすいアットホームな雰囲気で、あらゆるジャンルの古物を取り扱っております。

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